【現役社長が語る】運転手の仕事3種類の違い|トラック・バス・タクシー、向いているのはどんな人?

ドライバー知識

「運転手の仕事に興味があるけど、どれが自分に合うかわからない」

そう思っている方に、結論から言います。

  • 稼ぎたい人 → トラック運転手
  • 人と話すのが好きな人 → タクシードライバー
  • 丁寧に・繰り返しの仕事が得意な人 → バスの運転手

私は運送会社を20年以上経営してきた現役社長です。うちはトラック業界ですが、バスやタクシーから転職してきたドライバーとも長く付き合ってきました。この記事では、現場で見てきた3つの運転手の仕事の本当の違いをお伝えします。

こんな方に読んでほしい
  • 運転が好きで仕事にしたい
  • トラック・バス・タクシーで迷っている
  • 転職を考えていてどの職種が向いているか知りたい
  • 運転手の仕事のリアルを知りたい

トラック運転手|稼ぎたいなら一択

こんな人に向いている:稼ぎたい人・体力に自信がある人

3つの運転手の中で、収入を最大化しやすいのはトラック運転手です。長距離・夜間・繁忙期の手当が厚く、頑張った分だけ給料に反映されやすい。20代で年収600万円も現実の範囲内です。

必要な資格

  • 普通自動車免許(小型トラック・配達)
  • 中型自動車免許(2〜4tトラック)
  • 大型自動車免許(10tトラック)
  • けん引免許(トレーラー)

軽トラックや配達系なら普通免許だけでスタートできる会社もあります。免許を取りながらキャリアを積んでいくことも可能です。

仕事の種類

  • 配達員:荷物を指定の場所に届ける(地域密着・日勤が多い)
  • 地場運転手:近距離エリアの配送(自宅に帰れる)
  • 中距離運転手:日帰りで往復できる範囲の輸送
  • 長距離運転手:泊まりがけで全国を走る(手当が厚い)
  • 定期便:決まったルートを定期的に輸送(安定している)

運ぶものも食品・日用品・建設資材・機械部品・自動車など多種多様。会社によってまったく違う仕事になります。

勤務時間の目安

  • 拘束時間の上限:原則1日13時間
  • 地場・配達:8:00〜17:00が多く残業少なめ
  • 長距離・中距離:残業・泊まりあり、その分手当が付く
  • 定期便:時間が固定されることが多い
👷 社長のひとこと:
うちに来るドライバーで「稼ぎたくてトラックを選んだ」という人はすごく多い。実際、長距離を走れる体力と覚悟があれば、他の運転手職より収入は上がりやすい。逆に「家族との時間を大切にしたい」なら地場や配達系を選べばいい。トラックの仕事は選択肢が広いので、ライフスタイルに合わせて選べます。

バスの運転手|丁寧さと繰り返しの仕事が強みになる

こんな人に向いている:繰り返し作業が得意・丁寧な仕事ができる人

バスの運転手は、決まったルートを正確に・丁寧に走り続けることが仕事の本質です。乗客の命を預かるため、安全への意識と丁寧さが強く求められます。ルーティンワークが得意で、コツコツと安定した仕事をしたい人に向いています。

必要な資格

  • 大型二種自動車免許(必須)

取得には普通免許取得後3年以上の運転経験が必要。大型二種は難易度が高く、会社が費用を負担するケースも多いです。

仕事の種類

  • 路線バス:街中のバス停を定期的に回る。毎日同じルートを走る
  • 観光バス:観光地・イベントを巡る。行先が変わる楽しさも
  • 高速バス:高速道路で長距離を移動。長時間運転が続く
  • スクールバス:児童・生徒を乗せて決まったルートを走る
👷 社長のひとこと:
バスのドライバーは、運転が本当に丁寧な人が多い。ブレーキの踏み方ひとつから違う。乗客の乗り心地を常に意識して走っているのが伝わります。トラックから転職してきたドライバーが「バスと比べると荒い」と自分で言うくらい。繰り返しの仕事でも毎回丁寧にやれる人に向いている仕事だと思います。

タクシードライバー|人が好きなら天職になれる

こんな人に向いている:人と話すのが好き・コミュニケーションが得意な人

タクシードライバーは、人との対話が仕事の大きな部分を占めます。1日に何十人もの乗客と会話する。人が好きで、話しかけられることが苦にならない人には天職です。逆に、一人で黙々と仕事をしたい人には向かないかもしれません。

必要な資格

  • 普通自動車第二種免許(必須)
  • 地理試験(地域によって)

未経験でも入社後に資格取得支援をしている会社が多いです。

仕事の特徴

  • 乗客の依頼に応じて目的地まで送り届ける
  • 道案内や会話など接客要素が強い
  • 歩合制が多く、稼ぎは自分の努力次第
  • 深夜・早朝の需要が高く、夜型の人に合う働き方も
  • 個人タクシーとして独立する道もある
👷 社長のひとこと:
タクシードライバーをやっている人に会うと、人好きが多い。「乗客と話すのが楽しい」「いろんな人の話が聞けるのが面白い」という言葉が出てくる。トラックの仕事は基本1人で完結するので、そこは正反対です。人と関わる運転の仕事をしたい人には、タクシーが一番合うと思います。

【まとめ比較】どの運転手が向いている?

職種 収入 必要資格 向いている人
トラック運転手 ★★★★☆ 普通〜大型 稼ぎたい・体力がある
バスの運転手 ★★★☆☆ 大型二種 丁寧・繰り返し仕事が得意
タクシードライバー ★★★☆☆ 普通二種 人が好き・話すのが得意

「どれが一番いいか」という正解はありません。自分の性格・求めるものと合う職種を選ぶのが一番大切です。

👷 社長のひとこと:
20年以上この業界にいて感じるのは、「向いている仕事に就いた人は長く続く」ということ。稼ぎたいのに路線バスに就いて物足りない、という人も見てきました。逆に人と話したいのに長距離トラックを選んでしんどくなる人も。まず「自分は何を大事にしたいか」を決めてから職種を選んでください。

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