【スワップボディとは?】メリット・デメリット

車両

スワップボディとは?

車体と荷台部分が脱着できる特殊なトラックです。

一般的なトラックは、車体・荷台が固定された一体となっていますが、スワップボディは、車体・荷台を特殊な荷役機器を必要とせずに、キャリ アの標準装備であるエアサスペンションにより、 自力で分離することができることができます。

【取り外しの手順】

  1. 積み降ろ地に設置します
  2. エアサスを上げ、アウトリガーを設置
  3. ロックボルトを外す
  4. エアサスを下げ分離する

注意点

直線距離が30m以上必要

勾配・不整地での脱着作業不可

脱着時のクリアランスが狭いため慎重な運転が必要

 

メリット

ドライバー不足対策

荷台を切り離すことで荷役分離が可能となり、手待ち時間が無くすことができる。運行業務だけになり1往復の運行が2往復できるようになったり、運送業は外国人の雇用が現状難しいが運行のみ、荷役作業のみになれば外国人、女性、高齢者の雇用も増える。

けん引免許不要

トレーラではないのでけん引免許は不要となる。

車両購入費用・維持費用の抑制

スワップボディは車体と荷台が分離しており、荷台部分は現状と同じ数でも、車体部分は現状より少なく済むため購入費用が削減できます。トレーラと違い荷台部分には自動車税がかからず、車検の必要もない。複雑な手続きも必要ないので維持費の抑制につながります。

荷台部分変更可能

車両一台に対し複数の異なるボディを組み合わせができます。例えば普段ウイングの仕事をしているが、平ボディの仕事少しある会社などは、スワップボディで平ボディを持っていれば、車両1台でウイング車、平ボディの2つの仕事をできます。

デメリット

ドライバーに脱着練習が必要

脱着するのに練習が必要になります。脱着時クリアランスが狭いため慎重な運転が必要となります。

導入コスト

初期費用は通常車両より高く、修理、生産能力が国内生産のキャパがあります。

脱着に30m必要

脱着には直線で30m以上必要になり、広い敷地が必要になる。

スロープ等必要

高床車のため積み降ろしに大型スロープが必要となる。

 

スワップボディの架装メーカー

どこのメーカーが架装を行っているのでしょうか?

※スワップボディの架装メーカー

まとめ

メリット、デメリットとありますがトレーラと似ていますが、けん引免許不要、スワップボディには、自動車税、車検費用がかからないメリットがある。しかし広い敷地、スロープ等が必要とデメリットもある。導入するには検討が必要です。1台でコンテナ、平ボディ、ウイングなど様々の車両にかえられることは非常にメリットがあります。スワップボディで運送業界がかかえるドライバー不足、ドライバーの拘束時間が少しでも解消されてほしいです。

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