最近特車という言葉をよく聞く機会が増えてきましたが、いまさら聞けない特車を申請のこと誰でもわかるように解説していきます。いま特車申請をしている方や今まで行政書士に頼んでいた方など特車申請に興味のある方はご覧ください。
私も始めた頃は、特車のことは何もわかりませんでした。なので行政書士に頼んでいましたが、自分で特車申請を行うようになり、初めは苦労した部分もありますが、理解をすれば簡単な申請です。わかりやすく説明していきます。
特車とは
特車とは正式には、特殊車両通行許可申請のことで、省略して特車と言われています。
車両、幅、長さ、高さ及び総重量のいずれかの一般的制限値を超える車両が道路を通行するために必要な許可です。
一般的な制限値とは
制限を超える場合には特車の許可が必要です。
表を見るとわかるように
15t車は総重量が20tを超えてくるので許可が必要になり幅、高さなども基準を超えているもには許可が必要です。
トレーラを使用している場合は特車申請が必要不可欠となります。
道路法、道路交通法、道路運送車両法があります。
1.道路法は国土交通省道路局が管轄しています。
一般的制限値を超える車両は特殊車両通行許可の申請が必要です。
大型トラックで幅を出して荷物を積むことや、トレーラを使用している運送会社は特車申請は必要になります。
違反すると、罰金や高速道路の割引停止、ETCコーポレートカードの利用停止になります。
最近高速道路での取締りが増えているので、特車の申請をして許可を取得しその許可証に記載されている重量や長さの限度を理解する必要があります。
2.道路交通法は警察庁が管轄しています。
車両からはみ出す荷物を積載して一般的制限値を超えた状態で走行する場合は
制限外積載許可の申請が必要です。
3.道路運送車両法
自動車の構造、装置における安全性の確保及び公害の防止その他の環境保全上の技術基準(保安基準)について、耐久性や技術的な部分に制限や制約を定めたもの。
制限を超えるのものには、基準緩和認定書が必要です。
特車申請手順
- 特殊車両通行許可 ユーザーID登録方法(ユーザーID登録すると登録された情報が毎回反映される)
- 特殊車両通行許可 積載貨物情報入力(運ぶ積載物自身の幅、高さ、長さを入力)
- 車両情報登録メニュー入力(車検証などを参考にして車両の名称などを入力)
- 車両諸元説明情報入力(車検証などを参考にして車両の幅、高さ、重量などを入力)
- デジタル地図(地図から通行経路を入力)
- 交差点番号(交差点番号から通行経路を入力)
- 保存方法(特車申請を途中で保存する方法)
申請書作成予約登録登録し申請を提出しましょう。はじめは、なかなか難しいことが多いですが、特車申請をしていくうちにわかります。私も初めは何もわかりませんでしたが、自分で調べ勉強し申請できるようになりました。行政書士に頼むと料金も結構かかるのでぜひ挑戦してみてください。
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