教育記録簿とは
乗務員教育
乗務員教育とは…1年を通して12項目を、運転者に対して行う指導する必要があります。毎月やらなければいけないわけではなく、1年にまとめて12項目実施してもよいですし、3か月ごとでも構いません。
12項目
- トラックを運転する場合の心構え
- トラックの運行の安全を確保するために遵守すべき基本的事項
- トラックの構造上の特性
- 貨物の正しい積載方法
- 過積載の危険性
- 危険物を運搬する場合に留意すべき事項。
- 適切な運行の経路の通行及び当該経路における道路及び交通の状況
- 危険の予測及び回避並びに緊急時における対応方法。
- 運転者の運転適性に応じた安全運転
- 交通事故に関わる運転者の生理的及び心理的要因並びにこれらへの対処方法
- 健康管理の重要性
- 安全性の向上を図るための装置を備える事業用自動車の適切な運転方法
国土交通省の「自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う一般的な指導及び監督の実施マニュアル」を使用し乗務員教育をしましょう。
初任者運転手教育
初任者運転手教育とは
初任運転者に35時間(指導教育15時間+添乗指導20時間)以上の時間で実施しなければなりません。
初任運転者とは?
- 運転経験がない方
- 過去3年以内に初任診断を受診したことがない方(3年以内に初任診断を受けたことがある方を採用した場合は、当時の診断結果を取り寄せ、管理者等が確認してが必要)
指導教育15時間以上
12項目の座学及び実車を用いることにより実施
【12項目の座学】
- トラックを運転する場合の心構え
- トラックの運行の安全を確保するために遵守すべき基本的事項
- トラックの構造上の特性
- 貨物の正しい積載方法
- 過積載の危険性
- 危険物を運搬する場合に留意すべき事項。
- 適切な運行の経路の通行及び当該経路における道路及び交通の状況
- 危険の予測及び回避並びに緊急時における対応方法。
- 運転者の運転適性に応じた安全運転
- 交通事故に関わる運転者の生理的及び心理的要因並びにこれらへの対処方法
- 健康管理の重要性
- 安全性の向上を図るための装置を備える事業用自動車の適切な運転方法
【実車を用いることにより実施】
積載方法、日常点検・トラックの構造上の特性に関しては実車を使い指導
添乗指導20時間以上
実際にトラックを運転させ、安全な運転方法を指導
初任運転者教育指導記録簿
初任者運転手教育を行い初任運転者教育指導記録簿を必ず作成しましょう。
初任運転者教育指導記録簿の保存期間は3年です。
高齢運転者教育
高齢運転者教育とは
満65歳以上の高齢運転者に対し、適齢診断の結果が判明した後1か月以内に、診断の結果を踏まえ、トラックの安全な運転方法等について運転者が自ら考え指導する。
3 年以内ごとに 1 回適性診断を受診させ、その都度高齢運転者に対する教育を実施する。
3 年以内ごとに 1 回適性診断を受診させ、その都度高齢運転者に対する教育を実施する。
高齢運転者教育指導記録簿の保存期間はさ3年です。
事故惹起運転者教育
事故惹起運転者とは?
- 死亡又は重傷事故を起こした者
- 軽傷事故を起こし、かつ、当該事故前の 交通3年間に事故を起こしたことがある者
【重傷事故とは】
- 脊柱の骨折で脊髄を損傷したと認められる症状を有するもの
- 上腕又は前腕の骨折で合併症を有するもの
- 大腿又は下腿の骨折
- 内臓の破裂で腹膜炎を併発したもの
- 14日以上病院に入院することを要する傷害で、医師の治療を要する期間が30日以上のもの
- 脊柱の骨折 ロ 上腕又は前腕の骨折
- 内臓の破裂
- 病院に入院することを要する傷害で、医師の治療を要する 期間が30日以上のもの
- 14日以上病院に入院することを要する傷害
軽傷事故とは?
11日以上医師の治療を要する傷害を受けた者
事故惹起運転者教育の実施時期
当該事故を引き起こした後再度トラックに乗務する前に実施する。ただし、やむを得ない事情がある場合には、再度乗務を開始した後一ヶ月以内に実施する。
事故惹起運転者に対する特別な指導の内容及び時間
事故運転者教育指導記録簿の保存期間は3年です。
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